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タイマーの代わりに「能動的三分間」を流したらプレミアムなカップ麺になった話

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昼食に、カップ麺をたべた。

全国のスーパーやコンビニで売っている某カップ麺。お湯をそそいで3分待ってたべた。これだけ聞くと、なんの変哲もない昼食。

ただひとつ、いつもと変えたのは
タイマーの代わりに「能動的三分間」を流したこと。その結果、変哲もないカップ麺がプレミアムなカップ麺になった
そんな本日の昼食のおはなし。

時計が12時を指す。休日の朝はコーヒーを飲むルーティン。朝食後からコーヒーをだらだら飲んでいたためお腹は6分目ぐらい。

お腹を満たしたいと思いキッチンへ向かう。戸棚を開けると某カップ麺。最近SNSで蓋が猫仕様になっていることを知った。実際に猫を拝めると思いわくわくした。しかし、うちにあったカップ麺は猫の蓋ではなかった。わくわくの気持ちが打ち消されそうになったが、この後わたしはプレミアムなカップ麺を食べることなる。

数年前からやりたかったことがある。タイマーの代わりに「能動的三分間」を流してカップ麺をつくること。本日、その念願がかなうのである。

理由は「おしゃれっぽい」ただそれだけ。

 そんな軽い気持ち。
とはいえ、せっかくなので曲のことを調べてみることにした。3分ピッタリなのは意図があるに違いない。まさかカップ麺の歌だったりして。そんなわけないか。脳内でそんなやりとりをしながら検索。

You're all alone
You're fixing ramen
You pour hot water in

Uta-Net https://www.uta-net.com/song/87802/

 訳すと
即席麺にお湯を注いで待つ間どうする?
え!カップラーメンのための曲といえば曲。

冒頭から椎名林檎氏に「即席麺にお湯を注いで待つ間どうする?」と問いかけられている。

3分間どう過ごすか自分で選択ができる

深い。せっかくなのでカップ麺にお湯を注いで待つ間どうするか考えてみた。
まさに能動的な時間。

ちなみに能動的とは、自ら考えて物事に取り組むという意味。

そして私はあることに気づく。
この曲はBPM120だと。
私の3月末までのドラム目標がBPM120でチェンジアップダウンできること。
そう、目標のBPMである。これは、必然か? 

その瞬間私は決めた。

カップ麺を待つ3分間チェンジアップダウンをすると。
 

そうと決まったらまずは準備。
練習パッドとスティックを用意。
iphoneで音楽サブスクアプリを開き能動的三分間を検索。あとは▶の再生ボタンを押すだけの状態にしテーブルの上へ。もちろん、本日の主食のカップ麺と箸もテーブルの上へ。

 準備は整った。

まずカップ麺にお湯を注ぎ蓋をする。
その約2秒後に私の右手人差し指が▶の再生ボタンに触れた。

 能動的三分間の幕開けである。

 愛用のメイプルスティックを手に取り練習ゴムパッドを叩く。曲に合わせて4分→8分→3連→16分→6連→16分→3連→8分→4分と華麗に繰り返される予定だ。

予定は未定。

実際は、6連が間に合わない。なんなら16分の1拍目もあっていない。途中、3連が抜けたり16分2回叩いたり。

これはポリリズムかもしれない。

そんなこんなで曲が終了する。
そして私は紛れもない事実を手に入れる。

練習した。

この3分練習すると決めた。そして実践した。
私は、能動的三分間を過ごしたのだ。

 さらに副産物も得た。
考えたことにより脳のエネルギー消費につながった。体を動かしたことにより3分前に比べてカロリーが消費された。その結果、お腹は6分目から5分目程になった。お腹が減ったということはその分美味しく食べれる。
そして能動的三分間をタイマー代わりにしたわたしっておしゃれという気持ち。

満たされた気持ちでカップ麺に手が伸びる。

いただきます。

・・・。


・・・あ。私かためが好きだった。

 

しかしその思考も出来上がるまでの三分間の出来事によって、一瞬にして吹き飛んだ。

おいしい。

このカップ麺は付加価値の詰まったプレミアムなカップ麺なのだ。
 

ただひとつ、いつもと変えたのはタイマーの代わりに「能動的三分間」を流したこと。その結果、変哲もないカップ麺がプレミアムなカップ麺になった。そんな本日の昼食のはなしでした。

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