こんにちは。しほどらむ(@shihodrums)です。先日無事に第20回誌上ドラム・コンテストへの応募が完了しました。初心者目線でのドラム・コンテスト挑戦記は今しか書けないということでまとめてみました。当初は挑戦して得られたメリット3選にしようかなと考えていたのですが大半の方が何事も挑戦したほうがプラスになることはわかっていると思います。そこでプラスになることはわかっているけどなかなか最初の1歩が踏み出せない挑戦をどのようにすれば取り組むことができるのか今回の体験と交えてまとめていきます。
挑戦することを迷っている方の背中を少しでも押せたら嬉しいです♪
なぜ挑戦は困難なのか
プラスになることはわかっていても挑戦って難しいですよね。 人間の特性として現状維持バイアスがあり変化を嫌うので防衛機能が働いて挑戦できないということは正常な反応です。だからと言って挑戦しなくてOKとなると元も子もないのでそれ以外でなぜ挑戦できないのかと自分なりに考えてみました。結論として「失敗が怖いから」だと思います。「失敗が怖い」と感じるその裏の気持ちには「他者からどう思われるのかが怖い」「下手と笑われるのが怖い・恥ずかしい」というような感情だと思います。つまり他者からの評価ですよね。これが挑戦すること困難にさせている要因だと感じます。そこで他者からの評価を気にせずに取り組むにはどのようにすればいかをまとめていきます。
他者評価を気にせず挑戦するために必要な3つのこと
①目的を明確にする
②自分が身を置く環境を大事にする
③原理原則を知る
各項目掘り下げていく前にチャレンジの経過からご覧ください
誌上ドラム・コンテストとは
誌上ドラム・コンテストとは、株式会社リットーミュージック刊 リズム&ドラム・マガジン主催のドラムのコンテストです。提示される課題曲の音源に合わせて自身のドラム・プレイを撮影&録音し、完成した応募映像をYouTubeへアップロード、もしくは編集部へメディアを送付。そして1次審査、2次審査、最終審査を経てグランプリを決めるコンテストです。
コンテストの入賞をきっかけにデビューを果たしたドラマーさんも多いのでプロを目指すドラマーの登竜門的ドラムイベントですね
挑戦への道のり
では挑戦の経過を順を追ってみていきましょう!
きっかけ
6月のレッスンの時に先生からドラムコンテストというものがあるのを教えてもらいました。初心者の私はそんなのあるんだーぐらいの感覚で話半分に聞いていてプロ目指す人がでるコンテストだし私の出る幕じゃないなと思っていました。しかもあと約2か月しかないしでるとしてもせめて来年かなぁと他人事でした。ですが、先生と話しているうちに最終的にチャレンジすることに意味があるしやってみるか!という気持ちになって「やります!」と挑戦することになりました。その時の様子がこちら
課題曲の音源を聞く
チャレンジを決めた数日後、課題曲が掲載されていることを職場で知りました。最初のインスピレーションも大事にしたかったので早く聴きたいという高まる感情を抑え家に帰って落ち着いた環境でききました。ですが、全く何もおりてきませんでした(笑)フュージョンのフの字も知らないけど何か感覚的なものが来るかと思ったけどびっくりするくらい何も降りてこなかった。。。
フュージョンを聴いてみよう
何も降りてこなかったのでまずフュージョンを聴いてインプットする作戦にしました。でも、手数多いし細かいニュアンスが多くて、え、私の今の実力じゃ表現できないぞ、、、と思ったり今までフュージョンを聴いてこなかったので率直にフュージョン聴くのが苦痛でした。笑 どうしてもフュージョン=難解のイメージがなかなか払拭できませんでした。
構成を考えてみる
そして構成を考えてみようと思い、YOUTUBEでドラムソロの作り方とか検索したりしました。そして、ここで4打ちかなぁ?クローズドリムかなぁ。。等々考えてたんですが、、、うわーー!もうわかんない~~!となりました。迫りくる期日への焦りと何も浮かばない焦りで脳内パニックです!笑
考えるとは
そこで一旦落ち着くために、そもそもアイディアを出すにはどうすればいいんだろう?と言うか考えるってどういうことだろう?という思考になりました。困ったときはその手のプロに聞くが一番!ってことで手軽に知るにはやっぱり本ですよね~!そのとき読んでたのはアイディアの本とかではなくて時間術の本だったんですが読んでて自分の中で結論が出ました。
考える
となると前提として考えるための材料が必要不可欠!⇒私は圧倒的に今考える材料が足りていない!
と思考を整理することができました。
ドラム・コンテスト後に何を得ていたいか
そして目的を明確にしようと考えました。つまりゴールですね!このコンテストを経て何を得ていたいのかです。そこで私が出した結論としては考える材料を得ること。あとは完走すること。
先生より提案
先生に何も思いつかないこと考える材料が足りていないこと等々伝えたところ「現状何が好きか、何がいいかを判断出来ないと感じではないか」となり、先生が何パターンか叩いてみてどのパターンが好きかを選んでいくという流れになりました!まずいい意味でパクリたい!と思っていたので先生の提案は素敵すぎました。
耳コピチャレンジ
そしてパターンが決まって安堵したのですが、心の中ではこれは挑戦になるのだろうかという葛藤。でも目的が考える材料を得ることと完走だったので気持ちを持ち直しました。次に繋げられるようにしようと。そして、私の次の課題は選択したパターンを聴いて叩けるようすること。先生に手順をゆっくり叩いてもらって教えてもらったり、譜面にしてもらえたらなという悪魔のささやきが脳内に湧き上がってきたのですが今回のコンテストは挑戦だし耳コピと譜面はチャレンジしよう!と決めました。その時の様子がこちら
一小節が永遠のように感じる😌
— しほどらむ🥁 (@shihodrums) July 28, 2021
原曲テンポ120で流したら全然聞き取れなかったので速度を遅くするアプリを使用しました。救世主アプリはやえもん♡そして「わんえんつーえんすりーえんふぉーえん」ってずーっといいながら一日を過ごしてみたりしました。
わんえんつーえんすりーえんふぉーえん経って感じでした笑
そんな日々を経て何とか譜面ができあがりました!ちなみに譜面作成にはタッチノーテーション使いました。このアプリは入力すると演奏してくれるのでめっちゃ助かりました!
レッスン
レッスンでは1曲全然通せなくてボロボロで終始「やばい」しか発言してませんでした。笑 先生も口にはしませんでしたが厳しい状況だなと内心思っていたと思います。ですが、できているところを伝えてくれたり「大丈夫!」と声をかけてくれておかげで前向きに取り組めました!本当に感謝です!
そしてレッスンで一番印象的だったのが、課題曲に合わせてビート叩いても全く合わない。しっくりこないと伝えたあと先生がビートだけで叩いたらめっちゃ合ってて、「合わないんじゃなくて合わせる」とアドバイスをいただいたことです。そこで私は( ゚д゚)ハッ!としました。まさに ( ゚д゚)ハッ! こんな感じです笑 私音源に合わせてもらおうとしてたんだ・・・!バンドならまだしも合わないの音源のせいにしてた!めっちゃ自己中じゃん!え他力本願!!と一気に恥ずかしくなりました!そうか、、合わせるんだ!となりました。
レコーディング
そんなこんなで迎えたレコーディングの日!川越にあるライブハウスKAWAGOE ROTOM 川越ロトムさんでレコーディングをしました。
みんなでレコーディング楽しかった〜🥰幸せな1日でした🥰
ポートレートの使い方も学んだ! pic.twitter.com/kmVFA3sHEe— しほどらむ🥁 (@shihodrums) August 31, 2021
レコーディングをしてくださったぶっちさん大変お世話になりました。ありがとうございます!
サウンドチェック
ここで初々しいサウンドチェックの様子をどうぞ☆
レコーディング
初々しいレコーディングの様子をどうぞ☆
動画完成
そして先生にMIXとMOVIEを担当していただき出来上がった作品がこちらです。
応募
そして8月31日応募完了!
他者評価を気にせず挑戦するために必要な3つのこと
チャレンジ経過を読んでいただきありがとうございます!それでは今回の経験を交えて下記項目を掘り下げていきたいと思います。
①目的を明確にする(成功と幸福は違う)
②自分が身を置く環境を大事にする
③原理原則を知る
①目的を明確にする
私の今回の目的は賞をとることでも間違えずに完璧に叩くことでもありませんでした。 沢山のパターンに触れ考える材料を得ること。そしてコンテストに応募をするという完走を目標にしてきました。そのため私のチャレンジは大成功なのです!客観的に見て技術的にも未熟な部分は沢山あるので否定的なコメントもあるかなと思っていたのですが、ありがたいことにみなさんから優しいコメントをいただきました。ありがとうございます!ただ今後、低評価だったり否定的なコメントがでてきてももちろんそのときは私も人間なので笑凹むと思いますが私の目的は達成しているのでそこに執着することはないと思います。
②自分が身を置く環境を大事にする
禅の教えの中で「霧の中を行けば、覚えず衣湿る」という言葉があります。これは霧の中を歩いていると、知らないうちに衣類が湿ってしまう。人生もそれと同じで環境の影響を知らず知らずのうちに受ける。ということです。つまり人は環境から受ける影響は想像以上に大きいのです。なので自分が素敵と感じる環境に身をおくことが大事です。今回の体験でいうと私の場合は先生ですね!できているところを伝えてくれ、アドバイスが的確で私の目標を達成できるようご指南いただきました!自分が信頼できる人だとアドバイスも素直に受け入れるので自分に合う先生に教わるのが上達の近道だと感じます。たっつん先生ありがとうございます!今回のレコーディングで他の生徒さんにもお会いしたのですが素敵な方々ばかりだったのでそれも類は友を呼ぶじゃないですが環境は大事だなと感じました。
③原理原則を知る
例えば
- 他人はコントロールできない
- 2:7:1の法則⇒2人は気の合う人 7人はどちらでもない人 1人は気が合わない人
- 日本人は不安を感じる遺伝子を多く持っている
こういうものを知っておくと必要以上に他者評価に振り回されなくなります。低評価ついても、そもそも他人はコントロールできないしなぁ。 2:7:1の法則でも10人いたら1人は気が合わない人って言われてるしなぁ。とか他人にどう思われるか不安だなぁって思っても 日本人は不安を感じる遺伝子を多く持っているから普通のことだったわーみたいな感じの思考になるので、世の中そう言うものだになります!笑 その分他人はコントロールできないんだから自分軸で過ごそう!相手がどう思うかな?ではなく自分がやりたいからやる!とか気が合わない人に引っ張られないで気の合う人を大事にすることに注力する等々できたら素敵ですよね!自己啓発本は考え方の発見が多いのでおすすめです!
私のバイブルはやっぱりこれです♡
挑戦して得られるメリット
今回の第20回誌上ドラム・コンテストの挑戦は色んな人に支えられて形にすることができたなぁと感謝の気持ちでいっぱいです!挑戦して得られたメリットも最後に書いて置こうと思います。
- 挑戦に失敗はない⇒経験になる
- 現状の自分を受け入れ自己受容につながる
- 挑戦後は必ず成長しているので自己肯定感UPにつながる
もちろん結果も大事ですが何かに向けて挑戦している姿ってめちゃめちゃかっこいいし刺激になりますよね!少なくとも私は挑戦したり努力している人を見ると単純に素敵だな~!と思います!この記事を見て挑戦してみよう!と思ってくださったらとっても嬉しいです!私も考えがぶれたらこの記事をみて自分で自分を奮い立たせようと思います!笑